今日は日本妊産婦支援協議会りんごの木の代表こうたが関わっている、出産ケア政策会議に参加してきました。
医療ジャーナリストの河合蘭さんが来られて、河合蘭さんから見た、いまの出産を取り巻く現状とジェンダーについてもお話いただきました。
さまざまな取材をし、お産関連の本をたくさん出しておられる蘭さん。蘭さんとはよく会議や勉強会でお会いするのですが、いつもバランス感覚に富んだものの見方が素晴らしいなと思う方です。
また、午後からは、全国から集まった助産師さんたちと、この日本の出産をとりまく政策提言を一緒に考えました。
短期に変革可能なもの、長期になるもの、また助産師の在り方とはなどなど。話し合いしました。
私は、医療者の方からよく言われることがあるのです。それは、
「お母さんたちって、やっぱり出産のときドクターがいてくれたら安心でしょう?」「求めているのはドクターでしょう?」
えー?っと思います。産科医の先生がいなくたって、助産師さんがずっとついていてくださったら、それだけでどんなに安心か!
それで産めるのですから。
私は、助産師さんたちに言いました。
たとえ病院の助産師さんであっても、自分に心を向けて言葉を発してくれた助産師さんのこと、私たちは退院してからも会いたいなと思ったり、どうしてはるかな
なんて思ったりするんですよ。
その少しのあたたかい声掛けや、優しくしてくださったこと思って、それを胸に育児頑張れるんですよ。って。
助産師さん、泣いてはりました。
私はただの通過点でしかないから。そうぽつんとおっしゃったけれど、
その通過点であっても、それがとてもあたたかな通過点であったら、またそれは女性たちに小さな自信という芽を出して、素晴らしい成長へとつながると思います。
だからだから、
助産師さん、どうか母たちを守ってください。勇気を出して。優しくしてください。なるだけ自分が嫌だなと思うことは、母にしてあげないでください。
お願いします。
女性の伴走者、それは助産師さんだけなんです。