新年に思うこと (2008.1.6)
2008年 01月 06日
今年は、どんな年になるのかわくわくしています。
きっと、いろんな意味で、”生きている”を実感できる年になると思っています。
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実は、大晦日の夜、私は滋賀県の総合病院におりました。
95歳の私のおばあちゃんが、意識不明で倒れたとグループホームから実家に連絡が入ったのです。
ちょうど私も実家にいましたので、病院へ駆けつけました。
おばあちゃんは、命には別状はなく、またグループホームへ帰ることができたのですが、
私が病院で目にした光景は。。。
その病院は、小児救急医療もしている総合病院で、小さな赤ちゃんや子どもたちが総勢20人は待合室で待っていたでしょうか、診療してもらえるまで、2時間待ちの状態が続いていました。
ぐったりしている子、嘔吐を何回も繰り返している子、ひえぴたシートを貼っているけれど、比較的元気な子、さまざま。
小さな子を抱え不安そうなお母さん、しんどうそうにぐったりしている我が子をなだめることしかできません。それも診察してもらうまで、2時間も待たなければならないのです。
一人で病気の子どもを見ていたら、いてもたってもいられないでしょう。不安も襲ってくるでしょう。その孤独の中で、子育てする辛さ。
でも、病院に来ている子の中には、救急ではなく、家で様子を見ることもできる子達も見受けれたというのが私の印象。半数は、そのように見受けられました。
小児科の先生は、ほんとに疲弊されているように見えました。
これが、日本の救急医療の現実か。
こんな記事も目にしました。「産科・産婦人科医と小児科医の数、地域格差が深刻」
あるテレビ番組のドキュメントで、大阪の小児救急で働く、小児科の先生が
今にも泣きそうな声を押し殺して、最後に言ったことば、
「こんなこと言ったらだめかもしれないけど、もう医療は崩壊している。」
この言葉の重みが、医療を受ける私たちみんなに本当に伝わっているのでしょうか。
医療を受ける側も少し考えなくてはならない問題、
もちろん国が動いてくれなくてはならないのですが。
とても苦しい思いで、その病院を後にしました。
何かしなければ、いけない、そう思ったのでした。
まずはお祖母さまが落ち着かれてよかったです。
辛い現実を見た事はやっぱりみっちさんがこれからどんな風に
その現実と関わっていこうという気持ちを呼び起こす目に見えないものからのメッセージかもしれないですね。
私も妊婦さんと赤ちゃんに少しでも役に立ちたいと思って活動していますが
今年は自分の家族の幸せももっと考えていきたいと思ってます。
お互い、顔晴りましょうね。
逆に電話の話で大丈夫,様子を見てくださいということで,救急車が行かなかったことがあり,亡くなってしまった方がいるというニュースも聞きました。
軽そうな症状でもなかなか素人には分かりません・・・。難しい問題ですね~。
お互い、ガンバリましょう!!!
いつかは召されていくときが来ると思っています。
私も母も今回のことで、覚悟しました。
症状を見るということは、母になったときから感じて、鍛えてゆかなくてはならないことなんですよね。難しいけれど。