東寺の桜だるまさん。可愛い。
4月になりましたね。
なんだかすごく早いような気がしていますが、今年もたくさん桜を感じている私がいます。去年と同じくらい。
ソメイヨシノが満開です。
桜ってすごいですよね。自分の咲く時を知っていて、みんな一斉に咲くんだから。なんてあほなことを思っています。
植物みんなそうですよね。動物だってそう。
人間もそう。
東寺さんに行ったときのこと、陽光桜っていうのかな、咲いていまして、その横に不動明王さんがいて、安産祈願と書いてありました。
いつもね、呪文?のようなお祈りのカタカナがあって、それを読むのが子どものころから、面白いなあと思っていました。
もうすぐ、予定日の妊婦さんもいはるので、私もお願いしたのです。
あんじょうたのんますって。
私はお祖母ちゃんと住んでいた時期があって、お祖母ちゃんの日課にいつもくっついていたころがあります。
ちょうど6歳のときです。
私のお祖母ちゃんは信心深い人で、いつも祈りをささげていました。
毎朝、起きて、身支度をして、綺麗にして、そして朝ごはんの前に、お仏壇に参ります。お水とご飯を変えて、ロウソクつけて、お線香をあげて、チーンを鳴らす。そしてナンマイダナンマイダ~と唱えるのです。
ご先祖さんにもお祖母ちゃんが尊敬している先生方にも祈りを捧げます。
ミチヨもここきて座り、そう言われていつも一緒に祈りをささげていました。
おばあちゃんの口癖は、
ええ心がけでおりなさいよ。でした。
ええ心がけでおったら、あんじょう神さんが見ててくださる。あんたを困ったとき助けてくれはるから。
そう教えられて育ちました。
ほんとそうだなあと、自然界の中に生きていたら、自分の願いだけではどうも変えられないこともあるのだけれど、でもね、毎日誠実に過ごして、あとはうまくゆきますように、あんじょういきますようにと
祈っていると、なんとかええ方向にゆくんじゃないかと思ったりもします。
ひとひとりの力なんて知れてる。やることをやって、あとは天に任せてみる。
”どうかあんじょういきますように。”
いつもお祖母ちゃんが言っていたことば。
うまいこといってくれますように。お守りください。そう願い、私も祈りました。