赤ちゃんの死 (2007.2.23)
2007年 02月 23日
生活欄の”患者を生きる 274”
赤ちゃんの死について、どう悲しみのケアに取り組むかという記事だ。
どんなに医療が進歩しても妊娠中や出産時、誕生後に亡くなる命はある。
「赤ちゃんの死」とどう向き合うかー。
記事の中で、東京都葛飾区の葛飾赤十字産院の元産科部長であった、現在は東峯ヒューマンナイズドケアセンターを主宰する竹内正人先生の言葉。
「つらいことには触れないようにと赤ちゃんの死は語られずに来た。だが、決して忘れられない。他と比べたり、なかったことにしたりできない。それを周囲も理解し、受け止めて」と。
悲しみは、我慢しないで、そのときのありのままの気持ちを発すること大切だろうな。
私は生きて産まれてきた赤ちゃんも、誕生死の赤ちゃんも、母子、家族に対するケアは同じではないかなと思う。
誕生死の赤ちゃんだって、家族で赤ちゃんとの時間を過ごし、愛し、みんなでお別れする、そのプロセスが大切なんじゃないかって。そこには、家族の絆があるもの。
生きて産まれてきた赤ちゃんだって、お母さんとすぐ離すのではなく、家族みんなでよく生まれてきたねって、過ごす時間必要だと思う。
産後、自分の赤ちゃんの顔さえ、見せてもらえず、触れもせず、新生児室に連れていかれた私の娘。本当に辛かったよ。
誕生死であっても、なかったことになんてできない。大切に大切にお別れすること、その子と過ごすこと大切だよ。
竹内正人先生は赤ちゃんの死と向き合うこと、だけじゃなくて、生きる、産まれる、死す、すべてに愛を持って見守ってくださる産婦人科の先生だ。
死に対しても思いやりをもてるから、生きるということにも寄り添えるのではないかなと思いました。だからお産を大切にしてくださるのだなと思います。
先生にお会いする前に読んでいた本。
先生にお会いして、だからこんなにあたたかな人なのだと思いました。
「赤ちゃんの死を前にして」竹内正人(著) 中央法規出版
竹内先生に会われたのですか?!
竹内先生。私のお会いしたい産科医の先生の一人です。
私もこの本を持っていますが竹内先生をネットで知って
マタニティクラスの妊婦さんに今お腹の中で生きている命を大切に毎日を過す事の大切さもお話させてもらっています。
生と死は陽と陰 どちらも同じ大切なものだと思います。
こんな先生がどんどん医療の現場で活躍される事を願います。